ウェディングの衣装マナー

新郎新婦の両親

この問題は単独で解決することができないので相談しましょう。

ウェディング中は両家の親が並ぶこともあるので、みんなある程度は統一して バラバラな印象を与えないようにするべきです。 新郎の父親と母親が和服で揃える、程度なら打ち合わせをするまでもなく簡単に 決められるでしょうが、それプラス新婦の父親と母親の合計4人が全て同じ方向を 向くように決めておくと、結婚式場ですごく見栄えがいいのでなんとか時間を作って 意思の統一をしておきましょう。 新婦の両親は和服だけど新郎の両親は洋服、という披露宴もないことはありませんが どことなく協調性が欠けているようにも見えて、「あまり仲良くないのかな、ここは お揃いの衣装の方が一体感を演出できて興奮も最高潮に達する場面になるはずなのに、 なんか親密さも感じられないや」と少ししらけてしまいます。 ふたつの家族を結びつける結婚式ですし、各両親で衣装を合わせるだけでなく両家 で一緒に相談したほうが素敵なウェディングになるでしょう。 極端なことを言えば花嫁さんは着物を着ているのに花婿さんはタキシード、それと 同じ位の違和感を感じる人もいるので「たかが服、和服も洋服もどっちも布だし 結婚式だからってそんなに難しく考えなくてもいいじゃないか。ヌードで行くん じゃあるまいし」と考えるのをやめるような発言は控えて、自分も会場を彩る一部 になることを自覚して真剣に向き合わなければいけません。 日本では結婚式のように大きな行事にはそれに相応しい服装があり、海外でもそれは 同じことで場違いな姿で参加したら失笑されてしまうこともあります。 そしてその衣装も個人単独で決められるものとそうでないものがあります。 結婚式なら新郎新婦はペアと考えて衣装も揃えなければすぐに離婚しそうなカップル とみんなに心配されますし、その両親や親族も夫婦で全く違ったお召し物では 「なんでそうなるの?」とツッコミをいれられるのを待ち構えているように見られ、 変わった人だと思われてしまいます。 なので結婚式では最低限両親は和服洋服を統一するべきですが、もう一歩進んで 両家のご両親も合わせるのが一番よいのです。 父親なら正装のモーニングコートが一番多いでしょうから母親も黒っぽいドレスか アンサンブルスーツで、これをベースにして両家で相談して衣装を決めるのが最適 なのではないでしょうか。 黒ロングドレスは正礼装でアンサンブルスーツは格式が下がり準礼装、こうした ことも踏まえて決めていきましょう。 ただし絶対にこの系統を守らなければならないともいえず、並んで立ってみて不自然 さがなければオッケーとしてもいいでしょう。 時間があるなら実際に当日着こなすつもりの衣装で一度会ってみて、そのまま食事会 をしておいしい料理を食べるのもいいかもしれません。 そこでみんなで並んでみて違和感がないか、誰かが浮いてないかをチェックしたり 出てきた美味な料理を写真撮影してブログにアップしたり、店員さんにこのメンバー はどういう集まりか分かるか質問して反応を見てみましょう。 無理にでもこうした機会を作らなければなかなか交流するチャンスもないですし、 打ち合わせにかこつけてレストランへ食事に行く絶好の言い訳にもなり、こんな アイデアを知っておけば豊かな人生を送ることができるのです。 せっかくなので普段は行かないような高めのお店をチョイスして、料亭やコース料理 がメインの予約しなければ入れないお店を使っちゃいましょう。 全員の予定が合わなかったらファミリーレストランや喫茶店でも仕方ないですが、 滅多に行けないお店を選びたいものです。 でも食事に熱中しすぎて肝心の衣装合わせが疎かにらないようにしましょう。 他のメンバーがどんな服装だったか一切覚えてない、そんなポカをやらかしてしまう ともう一回食事会を企画しなければならなくなってしまいます。